“ナオ”は亡き母の手紙を手掛かりにある男を探していた。道中、寺でしばらく過ごすことになったナオは僧侶”蝉丸”が持つ不思議な能力と、蝉丸の父”覚一”が行っている不思議な行為を目の当たりにする。それは、母の死の理由を知る唯一の方法であった―――